第58回釣行記

2009年8月1日 瀬戸内海

「瀬戸内海はタコだらけですわ」との情報が入る。そういう情報にいつも振り回されているのではあるが

今回も振り回されに行くことにした。今日は釣りクラブのH丸、K丸といっしょ。そして我が艇はタンデム、N艇さん乗り込み。

梅雨空の中 沖へ出る。しかし、3艇ともタコ狙いの経験がなく、まして初めての海でポイントなど・・・??? であった。

開始1時間、闇雲に仕掛けを投入しているとマダコが掛かる。軽く海底をこすっていたテンヤにずっしりとした

重量感を感じる。「んんん?これがタコかいな?  それっ、今だっ・・」と 思いっきりシャクル。

すると、小さいながらも8本足を大きく開いて タコがあがってきた。「ほほほっ、釣れた釣れた」と喜ぶのも束の間

早朝の空に稲光。腹の底に響く大きな雷鳴。西の海を見ると 雨の足音、土砂降りが猛スピードで迫ってくる。

1匹仕留めて、さぁこれからが佳境という絶好のタイミングに天気の急変。アイタタタ。スタコラサッサと港に戻る。

土砂降りの空と時計を交互に眺めていると 我々より遅れて上がって来られた方がおられた。片手には大量のタコ。

われわれは一瞬で彼の”お友達”になり、タコポイント、釣り方のレクチャーを受ける。

1時間ほどですっかり天気は回復し、指示されたポイントにテンヤを投入するや、1投目からずっしり。

強い潮流にボートは流され 再び元の位置へ戻ると またずっしり。コンスタントにタコがかかる。

旨そうなタコが次々と揚がり 「瀬戸内海はタコだらけですわ」を、実感した。

タコ飯、タコ刺し、タコサラダ、タコ酢・・・しばらくはタコを堪能できそうだ。雷様ありがとう。



 

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