すると、小さいながらも8本足を大きく開いて タコがあがってきた。「ほほほっ、釣れた釣れた」と喜ぶのも束の間
早朝の空に稲光。腹の底に響く大きな雷鳴。西の海を見ると 雨の足音、土砂降りが猛スピードで迫ってくる。
1匹仕留めて、さぁこれからが佳境という絶好のタイミングに天気の急変。アイタタタ。スタコラサッサと港に戻る。
土砂降りの空と時計を交互に眺めていると 我々より遅れて上がって来られた方がおられた。片手には大量のタコ。
われわれは一瞬で彼の”お友達”になり、タコポイント、釣り方のレクチャーを受ける。
1時間ほどですっかり天気は回復し、指示されたポイントにテンヤを投入するや、1投目からずっしり。
強い潮流にボートは流され 再び元の位置へ戻ると またずっしり。コンスタントにタコがかかる。
旨そうなタコが次々と揚がり 「瀬戸内海はタコだらけですわ」を、実感した。
タコ飯、タコ刺し、タコサラダ、タコ酢・・・しばらくはタコを堪能できそうだ。雷様ありがとう。