第50回釣行記

2009年4月18日 中紀

ミニボートでの釣りを始めて今回で50回目の出港。

何一つ上達せず、漫然と海へ向かうことだけが目的になってるような感じである。

高気圧が張り出して連日の好天が続いているので久し振りの中紀へ行ってみることにした。

釣りものは・・・?とりあえず小アジを釣って それをノマセにして一発大物を・・・と、

相変わらず自分の技量と現実との乖離は絶望的な域に達している。

今、中紀では大きなアオリイカがかなり釣れているようで、

いつもの漁港は夜明け前に満車となってしまうほど。

岸壁からは大勢のイカ狙いの釣り人々々。

狭い湾内には大きなプレジャーボートまで入って 熱気に包まれていた。

そんな事とはつゆ知らず、アミエビブロック特大とサシアミLを持って 沖に向って出発する。

桜も散りはて春欄漫である。

20分ほどでアジポイントへ。

いつもはこの時間には入れ食いとなる場所なのだが、一向に音沙汰がない。「おかしいな」

小1時間近くコマセを詰め替え何度も何度も探るも 小アジはいなかった。

最近はサカナのいないところで釣りをしているような気がする。

ふぅーっと、一応タメイキをついて、朝ごはんとする。

オレンジジュースとサンドイッチの"定食"で一息つき、作戦を練り直す。

しかし、釣りの技量が貧弱であるからして そうそうGoodな選択肢など無い。

で、サシアミで根魚狙いに切り替えることにした。

一応「魚探」(実は水深計程度の機能しかないウソつきの機械)

を見ながら岸に近づき、かけあがりなどをさがす。

こうしてポイントを探りまわってウロウロと行ったり来たり 

回転などして好き放題操船するわけであるが、周囲にはボート1隻おらず

つくづくこの釣りは自由度の高い釣りであることを実感する。

これがミニボート釣りの最大の魅力なのかもしれない。

自分ながらあまり当てには出来ないが「ここだ」というポイントを見付けアンカー投入。

今日の潮回りは小潮で ボートは流されない。

「タノムデェー」と、サシアミをしっかり付けた仕掛けを海底に送り出す。

水深は18m。まっすぐに仕掛けは投下された。

和歌山も中紀まで来ると海は透明度が高く、投下した仕掛けをかなり深いところまで落としても見え続ける。

すると、1投目から"ググググゥゥゥゥゥ〜〜〜〜"と、大きな当たり。

幸せの一瞬。小刻みに震える竿先を見つめ、釣りはイイなあ〜と思う。

「はずれるなよー」と念じながら、緩めることなくリールを巻き上げる。

上がってきたのは20cmちょいのガシラであった。

しかし、2匹目が釣れるまではかなり時間がかかり 場所移動するも 結局あとが続かなかった。



リリースサイズのガシラは 針を喉の奥まで飲んでしまったため持って帰ることにした。

 

トップへ戻る