第145回釣行記

2013年3月16日 日本海

「海上の風は穏やか、波は50cmから1mでしょう」って 天気予報

は言ってたやんか!!

と、ぶつぶつひとりごと。

じっさい、雲ひとつない快晴!!空はまっさお日本晴れ・・

なんだけど上空は黄色い砂が飛んでいる。

そして 風はびゅんびゅん、小舟は木の葉のように揺れる揺れる。

白波が立って 全くボート釣りどころではない。

こんな日和だったので、あちこちと釣りまわることをあきらめて

 
風の吹かない湾奥にアンカーを投下。

釣りと昼寝を楽しむ態勢に入る。



元気のいいシラサエビを 水深24mの根周りに投下する。

(魚探には魚影は映ってない)

錘の着底させ50cmほど底を切って仕掛けをゆらゆらさせる。

当然何の反応も無い。



あたりは静か。ボートの底をピタピタと波が打つ音だけが聞こえる。

 
「熱々のコーヒーと膝かけ毛布でもあったら最高やなあ・・・」

と思いながら竿を上下させていると・・・・

ささやくような小さなアタリを感じた。”おっ、また例のヤツが来たかな”

と心の中で舌打ちする。(ヴェラヴェラヴェラ・・・)

そう思ったか思わなかったか  次の瞬間、竿の先端が

目にもとまらぬ動きでほんの一瞬水面を軽くたたく。



”何やろ”と、あわてて竿を起こす。すると起こした分だけ竿が元に

戻る。糸を巻く。竿先が水中へ入ってしまう。

”ぐにゃぐにゃの竿は釣りにくいなぁ”と、少しイラッとなりながらも

猛烈に抵抗する獲物が付いたミチイトを巻き上げる。

 

心臓バグバグで獲物を水面まで引きずりあげると・・

「しゃぁく、しゃぁく〜 尺めばるだぁ〜〜」(実際は28cmでした)

慎重にタモですくいあげて記念写真をパチパチと撮る。

興奮のあまり全てピンボケでありました。



野菜ジュースで祝杯をあげ、サンドイッチをぱくつきながら

 
高揚した気分で2匹目を狙いに又仕掛けを投下!!

そのあとは、小さなメバル、ガシラが来てくれたが

 
また長〜い沈黙の時間が・・・。

日も高くなり気温も上がって来る。

で、熟睡の最中に2度目の大アタリが来たらしい。

目が覚めたら、持ってるはずの竿が見当たらない。

 
ぐにゃぐにゃの竿はリールとともに脱走してしまいました。



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