第108回釣行記

2011年10月9日 和歌山北部

ひと月遅れで、ようやく太刀魚の大きな群れが入ってきた。

出艇場所は夜明け前から多くのボートで大賑わい。(珍しく駐車場が早々に満車)

きょうも、先週とおなじtak24さん、風来坊さん、manabooさんと海に出る。

はやぶさ丸はこの海とは すこぶる相性が悪く 良い思いをしたことがない。

で、あるので今回太刀魚が絶好調!!との情報が流れても わたくしに釣れるのかナ と懐疑的であった。

一方で、物凄く気合の入った風来坊丸は、いつもの半分ほどの時間で出撃準備を整え 一番にスロープを下りて消えて行った。

そして、一目散にポイントを目指した風来坊丸から直ちに連絡が入る。

「10本指位のドラゴンサイズが釣れましたぁ〜〜」
(【注】この1匹で十分満足した風来坊さんはこれだけで帰ろうと思ったそうな。)


のっそのそと準備をしている我々はとたんに色めき立つ。

「なにぃ〜? ふーさん、ごっつぃーのが釣れたらしいで」

残されたわれわれ3艇は 遅ればせながらもあわてて沖のポイントを目指す。

水深60m。底よりチョイ上に びっしりと太刀魚の反応が出ている。      ”これは・・スゴイナ・・”

仕掛けを投下する。魚探表示の水深とリールのカウンターが一致する。  ”群れの ど真ん中に入れた・・・”

だが、一向に反応がない。   ”オカシイナ、太刀魚の鼻先に仕掛けが行ってるはずなのに・・・。”

するとようやく人差指で、テンヤの頭を軽く叩くような振動が伝わってきた。  ” んんん・・・?”

”これアタリなんだろうか・・・”と、考えることもせず 一気に大合わせをしてみる。

でも、竿が水平より上方へあがらない。そこで すかさずリールを巻く。  ”おもい、オモイ、重い〜。乗ったナ来たな!!”

満身の力を込めて中層までひきあげると やっとサカナらしいリズミカルな抵抗を味あわせてくれた。

朝一、この最初の1匹が釣れたそれ以降の6時間は、全く音なしであった。

実は、前日ここに来た空海丸さん、げんごろう丸さんから貴重な情報をいただいており

「今回の太刀魚は、忙しくなるのは13時から・・」ということであったので情報通りの推移に焦らずにすんだ。

そして、その情報のとおり、正午すぎからぽつぽつと釣れ始め 15時までアタリが出つづける。

片付けが終わったころには、すっかり暗くなってしまいました。

今日は、初めてこの海でイイ思いをした日となる。バンザーイ、太刀魚の「つ」抜けができた日。

トップへ戻る