ひと月遅れで、ようやく太刀魚の大きな群れが入ってきた。
出艇場所は夜明け前から多くのボートで大賑わい。(珍しく駐車場が早々に満車)
きょうも、先週とおなじtak24さん、風来坊さん、manabooさんと海に出る。
はやぶさ丸はこの海とは すこぶる相性が悪く 良い思いをしたことがない。
で、あるので今回太刀魚が絶好調!!との情報が流れても わたくしに釣れるのかナ と懐疑的であった。
一方で、物凄く気合の入った風来坊丸は、いつもの半分ほどの時間で出撃準備を整え 一番にスロープを下りて消えて行った。
そして、一目散にポイントを目指した風来坊丸から直ちに連絡が入る。
「10本指位のドラゴンサイズが釣れましたぁ〜〜」
(【注】この1匹で十分満足した風来坊さんはこれだけで帰ろうと思ったそうな。)
のっそのそと準備をしている我々はとたんに色めき立つ。
「なにぃ〜? ふーさん、ごっつぃーのが釣れたらしいで」
残されたわれわれ3艇は 遅ればせながらもあわてて沖のポイントを目指す。
水深60m。底よりチョイ上に びっしりと太刀魚の反応が出ている。 ”これは・・スゴイナ・・”
仕掛けを投下する。魚探表示の水深とリールのカウンターが一致する。 ”群れの ど真ん中に入れた・・・”
だが、一向に反応がない。 ”オカシイナ、太刀魚の鼻先に仕掛けが行ってるはずなのに・・・。”
するとようやく人差指で、テンヤの頭を軽く叩くような振動が伝わってきた。 ” んんん・・・?”
”これアタリなんだろうか・・・”と、考えることもせず 一気に大合わせをしてみる。
でも、竿が水平より上方へあがらない。そこで すかさずリールを巻く。 ”おもい、オモイ、重い〜。乗ったナ来たな!!”
満身の力を込めて中層までひきあげると やっとサカナらしいリズミカルな抵抗を味あわせてくれた。
朝一、この最初の1匹が釣れたそれ以降の6時間は、全く音なしであった。
実は、前日ここに来た空海丸さん、げんごろう丸さんから貴重な情報をいただいており
「今回の太刀魚は、忙しくなるのは13時から・・」ということであったので情報通りの推移に焦らずにすんだ。
そして、その情報のとおり、正午すぎからぽつぽつと釣れ始め 15時までアタリが出つづける。
片付けが終わったころには、すっかり暗くなってしまいました。
今日は、初めてこの海でイイ思いをした日となる。バンザーイ、太刀魚の「つ」抜けができた日。