アオリイカが週ごとに大きくなっているらしい。期待に胸ふくらませ日本海へ向かう。
夜明け前、アキさん、tak24さん、つばパパさん、風来坊さん、manabooさんと、錚々たるメンバーが集合。
ところが、現着すると 風は弱いが波がやや高いため しばし全員で慎重に出漁検討会を始める。
その間にも 次々と出て行くボートはある。われわれは、"危険を感じたら湾内に戻る"「条件付き」で出ることに決めた。
私以外の皆さんは全員インフレータブルのため問題の無い波だったが 私のFRP艇を気遣ってくださっていた。ありがとうございます。
しかし、波頭が立つほどではないが うねりがあり スモールボートは完全に波間に消える状況。(絶対に旗が要りました)
海況の好転待ちを期待して、湾内でアオリイカ狙い。風は弱く、潮の動きもなかったのでボートはただその場で大きく上下動。
肝心のアオリイカは ワタクシが行くととたんに逃げ回る傾向で エギを投げても投げても・・・????
投げても投げても????だったが、ようやく今年初めてのアオリイカが来てくれた!!やはりエギを海底まで落とし込み
2回目のフォール中にアタックが来た。糸ふけを取るためにリールを巻く。竿は軽くしなり、確実にイカの重量を感じる。
「外れたらイカんよ〜〜〜」と念じながら獲物の引っかかったラインを巻き取る。途中で軽く逆噴射あり。いいぞいいぞ!!
今年で2年目のアオリイカ釣りだが、自分にイカが釣れることの不思議さと驚きに 釣りの楽しさを満喫する。
そうこうしているうちに、うねりがおさまってきたので 全艇で沖の島を目指す。アオリイカポイントらしい。
湾内より水深があるのでイカ釣り素人にはやや難しいポイントだが エギを投げ続ける。投げる、投げる、投げまくる。。
しかしイカのエギングはオッサンにとって体力を消耗する釣りである。ましてワタクシのスピニングリールは25年前の遠投用の重い大型。
疲労を感じ、皆さんの釣りを見ながらお茶を飲んで一休み。ボートは沖へ流され続け水深計を見るとあっと驚く40m。
「おっ、こんなに深かったら 何かサカナも釣れるかも」と、思いつき、サビキにサシアミの仕掛けで海底に送り込む。
ところが、仕掛けが着底しないうちに強烈なアタリが伝わってきた。波動的な引きが真下に向かったかと思うと 右へ左へそして食い上げてくる。
リールを巻く。ドラグが滑る。また巻く。また滑る。竿先は左へ右へ。あ・あ〜・し・あ・わ・せ・・・・。
前回に引き続いてツバスが上がった。
さらに、チャリコが数匹掛かった後 また、大当たりを体験する。竿先が軽くお辞儀をしたのち 力まかせに真下へいっぱい。
真下へ真下へと力強く引く。巻き上げても巻き上げてもまた真下へ。中層まで引きずりあげるとやっと観念しておとなしくなった。
”タイが釣れた!!!”
口から浮き袋を出したレンコダイが上がる。奇麗な魚体、大きな目は宝石のよう。この魚も私にとって初めての獲物。
釣りが佳境に入ってきたところで 情け容赦なく風が強くなってきた。沖では波頭が崩れ出してきた。
早目の判断で全艇帰港とする。午前中に上陸 片づけ そして反省会 情報交換会。時間が余ったのでさらに漫談。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまい、ふと我に返ったら高速道路渋滞15KMの列の中におりました。